いびき・睡眠時無呼吸・プレオルソで口腔内外の育成の指導を行っています。 |
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みらいクリニック(福岡市)の今井一彰院長は「舌の筋力が落ちると口腔内で舌の位置が下がり、口呼吸になる。これが感染症やアレルギーなど様ざまな病気を招く。」と説きます。舌は本来、口腔の上面(口蓋粘膜)にぺたっとくっつく位置にあるべきで、この状態なら口はしっかり閉じられ、呼吸は鼻を通じて行われます(鼻呼吸)。鼻腔では、空気中のゴミを取り除き、温度・湿度を調節する副鼻腔(上顎洞)と呼ぶ空洞につながり、外気を調整して体内に取り入れられます。
一方、口にはこういった機能がないため、口で呼吸する習慣(口呼吸)がある人は、のどや気管が外気にさらされ続けて、粘膜を傷めたり、細菌やウィルスなどの侵入が起きてしまいます。粘膜上で炎症が慢性化して免疫のバランスが崩れたときはアレルギーなどが起きやすくなるとのことです。「人間は本来、鼻で呼吸するようにできているのです。」「特に重要なのは、寝ている間の呼吸で、朝、目が覚めた時に口が特に乾いたり、のどがひりひり痛い人は、寝ている間に口呼吸になっている可能性が高い。」とされます。
安静時や嚥下時の"舌の先っぽ(舌尖)"の位置は上前歯の後ろのT-スポットと呼ぶ所に当て、安静時の"舌の上面(舌背)"の位置はいつも口蓋粘膜につけておく習慣が良いとされます。それ以外の人は"舌突出癖"と言い、顎関節症や前歯の歯並びに弊害が起き、口呼吸による歯周疾患の進行も早めます。風邪引きで扁桃の腫れも起こしやすくなるそうです。又高齢者の総入れ歯の安定にも関わります。口腔周囲筋の緊張が損なわれ、口唇閉鎖力が衰えてお口まわりのプロフィールにも関係するかもしれません。
年齢相応の衰えは誰にでも起きますが、できるだけ筋力を保つことは、健康で自立した生活の維持が期待できると思います。口呼吸や舌突出癖がご自身に当てはまる方は、一日30回の舌の「あーいーうーべぇ〜体操」を行い、舌の筋力をつけて鼻呼吸の獲得や舌突出癖の改善を試しては如何でしょうか。
プレオルソで口腔内外の育成してみませんか
適応症例が限られますプレオルソは、こどもの顎の発育や歯並びの軽度な問題に対する筋機能療法(MFT)による改善を目的としたマウスピース型補助器具です。
こどもの積極的な協力が必要ですプレオルソは簡単に着脱できます。運動中や食事中や歯磨きなど、日常生活中に装着が
不便なときは装着しなくてすみます。
本格矯正治療の様な歯の細かい動きを目的としていないプレオルソの主な目的は小児期の口腔内外の環境を整えることで、健康的な歯ならびと口元が得られるような基礎を育成することです。
注)口呼吸と関連がある鼻閉などの耳鼻科疾患や呼吸器疾患など明らかな原因が疑われる場合は、専門医科で対応してもらいましょう。医科的な問題が改善されたもしくは問題がない子供達が対象になります。
口唇閉鎖不全は無視できない症状です全国の小児を対象とした疫学調査から口呼吸が疑われる小児は31%、増年により口呼吸者は増加するとされています。口呼吸の継続は、口唇閉鎖力の発達を阻害し、舌圧との不均衡を引き起こすため、小児期の口唇閉鎖不全は、将来的には顔面軟組織形態や歯列咬合の異常を引き起こす可能性が高いとされます。
<一般論>
<筋機能療法・MFT>
注)本格的歯列矯正ではありません 歯列矯正の前段階です |