エコーガイド下トリガーポイント鍼治療
【筋膜鍼―極―】
ひどい肩こりや腰痛などで日常的に苦しんでいる方が多いと思います。
整形外科に行っても骨には異常がないと言われ、接骨院、マッサージ、整体、はりきゅう、など様々な施術を受けるも一向に良くならない・・・
MRIを撮ってヘルニアと言われた、脊柱管狭窄症、頸椎症、変形性・・・いろいろ診断名はありますが痛みは緩和されず・・・・
それは筋膜性疼痛症候群(MPS)かもしれません!
筋肉は通常筋膜といわれる膜に覆われています。筋膜は筋肉Aと筋肉Bが共に動きを干渉しないよう膜同士が滑る仕組みになっています。そのおかげで身体はあらゆる動きを可能にし、関節の最大限の動きを可能にしているのです。
もしあなたが、仕事や私生活で同じ姿勢を長く続けたり、運動不足により筋肉や関節を大きく使わなくなったことで筋肉の伸縮性は次第に失われていきます。また年齢と共に体内の水分量が減少したり(老化)と身体の中の体内環境の変化により循環不全や組織変化が起こってきます。 そういった体内環境の変化の一つとして筋膜同士の滑りが悪くしたり、最悪の場合筋膜同士が癒着して固くなりコリや痛み(トリガーポイント)、関節可動域制限といわれるものが生まれると考えられます。
コーガイド下トリガーポイント鍼治療は、筋膜の固くなった部分(重積)をエコーにより探し出し、施術(筋膜リリース)していく画期的な鍼療法なのです。
エコーガイド下トリガーポイント鍼治療の有効性
体内の画像を診ながら鍼をすることで、従来ではわからなかった筋肉の厚みがわかることで、筋肉同士の接合部、つまり筋膜部分への鍼治療をピンポイントで可能に!
また、肩周りの肺に近い部分への刺鍼、頚や腰などの神経や血管のある部分への刺鍼を可能にしました。
たとえば、重度の肩こりに関しては、肺の先端部や肩甲骨内側の肋骨に近い部分に多くの筋膜の癒着がみられます。 それらに対する適切な筋膜リリース施術こそが肩こり症状の改善に重要なのですが、見えない状態での鍼は気胸などのリスクが非常に高く、どうしても筋肉の表層面でしか鍼が打てませんでした。
エコーガイド下トリガーポイント鍼治療では、危険ゾーンを視覚で確認しながら狙った場所に鍼を打つことができるのです。
それ以外にエコーの特徴として、次の事柄があげられます。
- 1、レントゲンやCTなどのような被ばくの心配がない。
- 2、リアルタイムに運動器の状態を動かしながら診ることができる。
- 3、レントゲンでは写らない靭帯や腱、筋肉の状態を診ることができる。
- 4、当院のエコーでは、血流の状態を診ることができるため、炎症状況を確認できる。
エコー下トリガーポイント鍼治療を行っていただくにあたっての注意点
注意点としまして、トリガーポイントに鍼刺激が加わると、「ズーン」とした響きといわれる感じが現れます、筋膜の治療時には何度もこの響きが現れますのでご了承ください。
院長のみが行える手技となっております、他の急患対応などでお待ち頂く可能性がありますのでご了承ください。
既往年数にもよりますが、5回から10回の施術にて何らかの効果を実感頂けると思います。
施術後一時的に患部が重だるく感じることがございますが、免疫機能の亢進によるものですので、ご安心下さい。
施術当日はアルコールをお控えください。お風呂はお入りいただけます。
当院では、日本超音波骨軟組織学会認定 運動器系超音波技師 筋膜性疼痛症候群(MPS)研究会会員が施術を行います。